発心の道場阿波三日目 
お遍路三日目 十八番恩山寺から二十三番薬王寺まで
本日は、遍路ころがし「焼山寺」以上と噂される鶴と龍にアタック予定です。このオカズだけでどんぶり3杯食べられたのは若返った証拠。 7時に民宿を出てホンの10分で十八番恩山寺到着。沢山食べた朝食が身体を重くして逆効果。
どうしてお寺は階段の上にあるのかと思う。 十九番立江寺は街中の平地で楽だったが朝早く着きすぎて名物立江餅屋さんが開店前。残念!
立江から新しい道をスイスイ走る。生名からやっと山道に入り左右はみかん畑。旧東海道を走った時、静岡でも「みかん畑」は急な崖に有ったので嫌な予感がする。10分走らず細い壁のような道になりギブアップして押して登る。約2時間登り続けてやっと到着。鶴林寺の山門。 山門をくぐりオマケの階段を上りやっと二十番鶴林寺到着。
鶴峠から鶴林寺へ行き鶴峠へ戻る。ソコから待望の下り道。綺麗な舗装路を下りきって又細いガタガタの那賀川沿いの道をロープウェイーの駅まで急ぐ。登って行く途中、一瞬だけ鶴林寺が見えるのだが良く判らずアノ山を越えてきたという実感だけで満足する。 ロープウェイーは101人乗りで自転車も乗れます。なぜ自転車も上に行くかと言うと下りは自転車でという計画です。
ロープウェイーでこれだけ、登っても本堂前にはオマケの階段はありました。下りは凄い道でした。止まって写真を撮るのを忘れるほど細くて落ち葉がたまり急角度で曲がり急角度で下りてきました。ブレーキは握りっぱなし。後ブレーキを掛けていても前に転びそうな角度で下り切った時にはホッとしました。 二十一番大龍寺の天井画
山越えをして、大汗をかいていたのだが平地へ戻るとメチャクチャ暑い。山の上では木陰は涼しかった。道路の気温表示は29℃。暑いわけだ。大龍寺から1時間で到着。平地なのにまた奥には急階段が見える。 二十二番 平等寺
平等寺の後は55号線に出て日和佐に向う。地図で見た海がめの有名スポットだ。それが幾ら進んでも「日和佐」なる表示が出てこない。なぜか美波。(後で調べると平成18年に合併して美波市となっている。)古い私の頭では合併前の名前でインプットされていて新しい道路標示は混乱の元です。でも一本道ちゃんと日和佐に着きました。薬王寺の下から日和佐の町を眺める。 二十三番 薬王寺 到着。15時過ぎのカンカン照りの日でした。
薬王寺もやはり階段の上にありました。階段に1円玉を供えながら登る人たち。 薬王寺の後はいよいよ、高知県へ突入です。「修行道場の土佐」は、お寺とお寺が離れて距離があります。15時過ぎに日和佐を出ても17時までに次のお寺へは到着できません。約80キロあります。少しでも明日の走行距離を短縮するために頑張りました。
55号線は結構トンネルが有ります。トンネルに自転車用のレーンは無く歩きのお遍路さん用に50aほどの路肩がありました。その他に押しボタンが有りました。押すとどうなるでしょう?
日和佐の町から炎天下(気温29℃でした)頑張って20キロ走りました。途中山あり坂あり、そして当日は日曜日でドライブの人も多くトンネルは数多く有りました。上覧の答えです。トンネル内の電燈が多く点灯します。明るくしてくれているのでしょう。ドライバーさんが他の人をよく見れる様にです(普通は見ていないのか?)。トンネル内に人がいますからスピードを落とすようにと言う表示も出る所もありました。これから先の自転車お遍路で大変なのはトンネル通過だと認識した日でした。
20キロ走って、17時に鯖瀬に到着です。鯖瀬には鯖瀬大福と言う名物があると聞いていました。早速お店を見つけて入ると「大福売り切れ」と書いた紙が無情にも下がっていました。ガッカリ。
途中の道の駅で電話予約した民宿の看板を見つけるとその矢印は山を登るように書いてあります。今日は山登り階段登りの修行日でした。明日からは「修行の道場土佐」の始まりです。