菩提の道場 伊予初日
お遍路九日目 三十九番延光寺から四十番観自在寺まで
お遍路宿の朝はとても早い。6時過ぎには朝食準備が出来て皆さん食べ始める。宿の亭主の勧めで荷物を置いて打ちもどりをする人だけが少しだけゆっくりしている。今日も元気にどんぶり三杯のご飯を食べて6時半には宿を出発。 どぶろく特区という三原村はとても山の中だった。海岸線から山に入り当然上がり下がりの坂が多くなる。道の上にも木の枝が茂りソコにサル達が自分の存在を誇示する。こちらは弱い人間です。ばやく逃げる。その山を30キロ越えると宿毛市に入り三十九番 延光寺
銅鐘を背負って竜宮城からやってきた亀。 朝も早くからお遍路さんがお参り中。
四十番 観自在寺への参道。前の寺から2時間走ってやっと到着。街中に有ってホッとする。 山門は古いが広い境内に本堂と大師堂は新しい。町並みのほうが古い感じ。
コンクリート作りの本堂でも何か落ち着く。 大師堂のすき間が少し開いている。アイコンを写真に当ててください。弘法大師が中から覗いています。
本日のお寺は二つで予定終了です。後は観光に切り替えてノンビリと景色を見ながら走ります。宇和島まで約40キロ松尾峠のトンネル以外はすばらしい観光名所です。 宿毛街道をひたすら登り松尾峠を目指します。トンネルは幾つもあって、松尾トンネルかと間違えた、短いそのトンネルは自転車と歩き用の側トンネルを持つうれしい道です。が、本物の松尾トンネルは側道も無く電気も暗く歩き遍路用歩道(50センチ)があるだけでした。約2キロ恐ろしいトラックに追い抜かれながら命がけでした。
宇和島の町を見下ろす宇和島城を見学。すぐ下で金剛福寺を先行していた九州の自転車遍路さんと遭遇。元気にまだ先のお寺が目標だとかで先行されていきました。 私は宇和島「海の駅」やら観光場所をウロウロ。「宇和島鯛めし」と「キビナゴのお刺身」「ジャコ天」を堪能。その後宇和島ユースホステルへチェックインすると向いの部屋に四万十川Yユースでご一緒した方が居て二日ぶりにご対面。