菩提の道場 伊予 二日目
お遍路十日目 四十一番龍光寺から四十三番明石寺まで初めての雨遍路
向かいの山が宇和島城。昨日の夜のライトアップが綺麗でした。今朝はドンヨリと曇り今にも降り出しそう。 少し行くと、ポツリポツリ。初めての雨用カバーを取り付ける。自分の方はまだウインドブレーカーだけで走る。
宇和島ユースを7時半に出発して四十一番 龍光寺まで上り坂8時50分到着。雨は降ったり止んだり。 大師堂を、お参り後納経印を頂く時に次のお寺は近いので滲まないように紙を表裏二枚はさんでくれる。お気づかいありがとうございました。
小雨の中を20分で四十二番 佛木寺到着。お参りしているとダンダン雨が強くなってくる。門前には東屋があって雨宿りのお遍路さんが何人か・・。その中で悠々と新聞を読むお遍路さんとお話しする。若く見えたがもう十年お遍路を続けているそうだ。その方曰く「原則雨の日は動かない」だそうだ。私はそうも行かず自転車で次のお寺へ向かう。 四十三番 明石寺 まで歯長峠が苦しい。雨が降りうっそうとした木の葉が茂り暗く感じる山道をじっと耐えて登る。その道を時々車が追い越して行く。トンネルが見えてきて頂上が近い後は下り坂だ。
海抜400メートルの歯長峠を越えて次の鳥坂峠へ向います。今度は500メールを約10キロで登ります。ついでに雨がきつくなってポンチョに着替えました。白くてトラックに目立つようにと思い着たのですがトラックは気にもかけずに水溜りの水をはねてかけて走り去ります。頂上のトンネルを過ぎると下り坂。自転車の細いタイヤで下る雨の坂道はとても危険です。大洲の町まで入ってびしょ濡れギブアップでした。 お気に入りのファミレス「ジョイフル」で昼食後今日の泊まりを内子町にして残りの5キロを頑張ります。途中「お遍路さんは橋の上で杖をつかない」の教えの元となった十夜ヶ橋を通過。橋の下で寝ている大師様を見てから内子へ向う。
雨も小降りになってきて内子名所「内子座」を見学に行く。当日は内子町の演芸発表会をやっていて単なる見学は中止。実際に使われている舞台をカラオケや漫才の舞台つきで鑑賞できました。 立派な照明設備と廻り舞台。木造の建物に桟敷席。大正期に作られた時代物を鑑賞させていただきました。