修行の道場 土佐五日目
一日一寺 三十八番金剛福寺お参り往復100キロ
朝から手の込んだお料理を頂き元気に中村市を目指す。ここでも中村市が四万十市と名前を変えていた。地名には長い歴史が刻まれている気がするので簡単に変えて欲しくないです。 川幅が幾分広くなったようだ。
四万十市のスーパーで非常食他の買い物。名前は「街の冷蔵庫」足摺岬は、まだ50キロも先。 橋の長さ500メートルと川幅が広い。
足摺岬はズーッと先。一人黙々と自転車をこぐ。バッタリと青龍寺でご一緒した九州からの自転車遍路さんとすれ違う。残りの距離と道を聞いて元気が出る。感謝 13時金剛福寺到着。途中の鰹節工場や熱帯を思わせる広葉樹林帯を抜けて太平洋の強風にさらされた山門がありました。ここでは納経後うれしいご接待がありました。(歩きと自転車の人へ甘いもの)
ソテツと亀とお遍路さん。 金剛福寺門前で食べたカツオ丼。途中で見た鰹節工場で作ったばかりの鰹節のやわらかいのをスライスしてご飯にのっけその上に海苔がかかっていました。
カツオ丼を食べた後同じ道を戻ります。これを打戻と言うそうで本当なら一筆書きの様にお遍路するのが良いらしいですがそれほどこだわりはありません。次のお寺へ行く道で一番近そうなルートを選び戻ることにしました。足摺岬の途中下ノ加江という所まで戻ります。ソコには安宿と書いてあんしゅくと読むお遍路宿があり、ネットでは結構面白そうなオヤジさんが居ると出ていました。15時半一番で到着して洗濯、一番風呂に入って他の人たちとお遍路話が盛り上がりました。宿の親父が言うのには「どうやっても一筆書きは出来ない所があるのでそんな事は気にせず、三十八番へはここに泊まって荷物を置いて往復するのが一番良い方法だ」と言うとお客の一人が「そんなこと言って二泊ここへ泊めようと思っている」とチャカします。何人ものお遍路さんと盛り上がった一夜でした。土佐の15寺を終了して明日からは「菩薩の道場 伊予」が始まります。