稚内から浜頓別
朝7時朝食をいただいてすぐに出発。雲が低くいつ降り出しても不思議ではない空模様。風は追い風。続いてくれよと祈りながら30`を2時間ちょっとで走りきる。日本最北端まで来ると一応目的達成気分。 晴天ならサハリンが見えるはずだがちょっと無理。たくさんの自転車ツーリストが居て情報交換。留萌、天塩からの知った顔があちこちにいる。昨日の土砂降りをどう避けたかが主な話題。これから南へ向かうルートはほとんど同じだが私は「北オホーツクサイクリングロード」を探して進む。

猿払の少し手目で入口を発見して進む。

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ここは天北線の廃線後線路を取り外しアスファルトを敷いてサイクリングロードとしている。始まりはここ、猿払駅前(元)だが何もない。お昼も食べれないので非常食(セイコーマートで買ったアンパン)
アンパンを食べながら周りを見回すと「熊が出ました」と看板が出ている。昔、店で入口につるしていた鈴をクマ避けに持ってきていたのでそれを自転車に吊るし走り出す。途中の昔の駅の跡やこんもりとした森の中をただ一人で走るのはちょっと気味が悪い。熊は出なかったが鹿やキタキツネは出ました。クッチャロ湖が見えてくると空が一転黒雲におおわれて大粒の雨が音を立てて降ってきました。ここからは思い出すのも嫌な本当に悲惨な体験でした。
びしょびしょに濡れて人っ子一人いない携帯電話の通話圏外の「サイクリングロード」を走るのは心細いです。浜頓別の街が見えてきた時はホッとしました。とほ宿「トシカの宿」にやっと空いたベッドを確保して濡れた荷物を部屋に入れて夕食の心配をしなくてよくなったのは夕方でした。 昨日、北防波堤ドームでテント泊をしていた人が後から同じ宿に到着。一緒に夕食を食べました。