修行の道場 土佐四日目
お遍路七日目 江川崎でカヌー体験 四万十ユースホステル創作薬膳料理でHP回復
朝5時起床、洗面、部屋の片付けの後本堂でこの旅の初めてのお勤めに出る。厳粛な気分で御住職お経を聞き渡された紙に書いてあるお経を追いかけて読む。 右の端からご本尊に焼香する。その後御住職の法話を聞きこの寺は焼かれてしまった寺のご本尊を集め五佛の本尊が奉られていると聞く。
ご本尊が五佛有るという事より有名なのが天井画。法話の後、上を向いて探しました有名中の有名モンローさんの絵を。隅っこの方におとなしく有りました。 37番岩本寺は山の陰のお寺でやっと朝日が照らしてきます。そこで楽しみな朝食。
昨日の夜、一つだけ余っていた食事のセットに全員が着いています。どの方が増えたのかと見回すと丸坊主のがっしりとした大阪弁の人でした。昨日は私と同じく高知から自転車でこちらへ向かい夜8時過ぎにこの宿坊へ到着されたとの事です。「ならどこかのお寺で会っているかも」と思いお話を続けるとこの方が電動アシスト自転車遍路さんで幾度かすれ違い手を振る挨拶はしていたのですがお顔をシッカリ拝見したのは初めてで、お互い「ヤーヤー・・。」言葉に詰まりました。
一昨日、私が雪渓寺へ行く渡し舟に間に合おうと頑張っていた時にすれ違いその後お会いできず、私が相当先行していたはずが37番で追いつかれた格好になりました。電動アシスト自転車侮れず。しかし、昨日岩本寺まで到着が遅れたのは青龍寺の後山を嫌って浦ノ内湾から須崎まで平地を走り須崎から久礼そして七子峠へのダラダラ続く上り坂でバッテリーが切れたのだそうです。電動アシスト自転車は私の自転車より相当重い訳で、それを押して7キロ続く七子峠を押して歩くという修行の果ての岩本寺到着だったようです。バッテリー切れの自転車を押しての修行は辛いと思いました。その後皆さんバラバラと次のお寺に出発されていきます。アシスト自転車も充分充電されて90キロ先の金剛福寺へ向っていきました。私はチョッとここで一休みです。連日100キロを走り疲れたのと、四国へ来たら四万十川のカヌーに挑戦しなければ来た甲斐がありません。四万十川YHに電話して本日のお宿を確保、後はノンビリと四万十川の川沿いを下って行きます。次のお寺は海沿いの道を行きますが四万十川は山の中へ入っていきます。でも川は下っています。当然、道もゆったりとした下り坂。景色も最高
道の駅をはしごして江川崎へ向います。
沈下橋と鉄橋が並んでいます。四万十川が暴れて増水すると沈下橋は水没、遠くに見える人家ギリギリまで水につかったのでしょう。そうなってもギリギリセーフの高さの鉄橋です。 のどかな景色が続きます。
こいのぼりの川渡し発祥の地、旧十和村に近づきました。 そばで見ると余計距離の長さを感じます。
「道の駅 とおわ」でお昼とデザート。急いでカヌー館の半日コースへ申し込みました。 受講生は私一人。先生も一人。マンツーマンの指導で30分後には四万十川へ出て行きます。手が震え、川に流され、カメラに水滴がついて写真はピンボケ。
先生、先に行ってしまって慌てて追いかけます。深い所はパドルが効いて進みますがカヌーも傾きます。瀬の所は流れが急で思ったところへ向えません。 何とか4キロを下りきり目的の紅い鉄橋が見えてきました。ここにも鯉のぼりがありました。沈(ひっくり返ってカヌーから離れてしまう)は、しなかったのですがパドルで無駄な水をかいてカヌーの中はビショビショ。
陸に上がって自転車に戻ります。ノンビリと四万十川沿いを下ります。途中幾つか沈下橋を見ました。 さっきカヌーで到着した紅い鉄橋を渡ります。
最後の清流という言葉通りのゆったりとした流れ。 所々の州。
のんびりと走って四万十川ユースホステルに到着。ホタル情報を聞くがまだチョッと早かったようだ。 このユースホステルは、オリジナル薬膳料理が有名。楽しみにしていた甲斐がありました。
今日の料理は八品。 お遍路休養日をガッチリ楽しめました。